定額制の音楽配信サービス(ストリーミング)は現在10社以上のサービスが展開されており、どれを選べばいいか悩ましいところです。
この記事を読めば、各サービスの概要、音質、強み、弱みなどから、自分にピッタリのサービスを見つけることが出来ます。
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定額制音楽配信サービス(ストリーミング・聴き放題)で人気の6社を徹底比較!
定額制音楽音楽配信サービス機能比較一覧表
楽曲数 | 料金 | 無料期間 | 歌詞 | PC | オフライン再生 | 音質(ビットレート) | コーデック | |
Amazon Music HD | 7,000万曲以上 | 1,980円 | 30日 | ○ | ○ | ○ | 最大192kHz/24bit | FLAC |
Amazon Music Unlimited | 7,000万曲以上 | 980円 | 30日 | ○ | ○ | ○ | 最大256kbps | 圧縮音源 (Opus) |
ANiUTa | 10万曲 | 600円 | 30日 | ○ | × | × | 最大320kbps | 圧縮音源 (不明) |
Apple Music | 7,000万曲 | 980円 | 90日 | ○ | ○ | ○ | 最大256kbps | 圧縮音源 (AAC) |
AWA | 7,000万曲 | 980円 | 30日 | ○ | ○ | ○ | 最大320kbps | 圧縮音源 (不明) |
Spotify | 5,000万曲 | 980円 | 90日 | ○ | ○ | ○ | 最大320kbps | 圧縮音源 (MP3) |
YouTube Music Premium | 非公開 | 980円 | 30日 | △ | ○ | ○ | 最大256 kbps | 圧縮音源 (AAC) |
それでは、各サービスの概要・特徴を見ていきましょう。
Amazon Music HD
Amazon Music HDは音質、機能面、楽曲数まど他のサービスとは一線を画しており、満足度はかなり高いです。
やはり圧縮音源とハイレゾの音源の音質の違いは如何ともし難く、素人が聴いてもはっきり分かるほどです。
特に高感度なIEM(インイヤーモニター)イヤホンで聴いたときは、その違いが顕著に表れます。
コチラの記事でもAmazon Music HD の「マジ神機能」について紹介していますので読んでみて下さい。
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Amazon Music Unlimited
得意な音楽ジャンル
Amazon Music Unlimitedは、配信楽曲数が7,000万曲以上を誇りトップクラスです。
海外のサービスでありながら邦楽・洋楽・アニソンなどあらゆるジャンルの楽曲をマイナーどころまで押さえて配信しています。
機能面
プレイリスト、おすすめ、ステーション、特集、歌詞表示、MVなど必要なものは一通り揃っています。
機能面は充実しており、欠点の無い仕上がりになっています。
もちろんオフライン再生にも対応しています。
音質/コーデック
ビットレートは最大256kbps、コーデックはOpusという形式の圧縮音源が使われているようです。
Amazon Music HDのSD品質程度の音質と思って頂いても構わないと思います。
アプリUI
楽曲やアーティストのサムネイルや操作性に直結してくるアイコンなども綺麗で直感的であり、視認性と操作性は良好です。
料金プラン
料金プランを下の表にまとめました。
個人プラン | ファミリープラン | 学生プラン | Echoプラン | |
プライム会員 | 780円/月
7,800円/年 |
1,480円/月
14,800円/月 |
480円/月 | 380円/月 |
非プライム会員 | 980円/月 | 1,480円/月 |
実質Amazon Prime会員が優遇されている料金体系になっており、年払いだと2ヶ月分お得になります。
Echoプランは最安ですが、Amazon Echo端末1台だけで利用出来るプランとなっており、他のデバイスで聴くことはできないので、個人かファミリープランの2択になります。
Amazon Music Unlimited 詳しくはコチラ
ANiUTa(アニュータ)
得意な音楽ジャンル
ANiUTa(アニュータ)はアニソン・サブカル楽曲しかないOTAKU専門サブスクです。
素晴らしい。
機能面
特筆すべき機能はありませんが、プレイリストはめちゃめちゃ充実しており、自分で作成して公開する機能もあります。
検索機能が優秀で、曲名やアーティスト名だけでなく、アニメタイトルでの検索も出来ます。
「あのアニメのOP聴きたいけど曲名が分からない」という場合に、アニメの名前を入れれば候補がずらりと並んで、直ぐに見つけることが出来ます。
オフライン再生にも対応していませんが、その代わりキャッシュ機能を使った疑似オフライン再生は可能です。
スマホでのみ再生可能で、デスクトップでの再生はできません(筆者はiPhoneをMacに繋いで、Quick Time Playerで無理矢理鳴らして聴いています)。
音質/コーデック
ビットレートは最大320kbps、コーデックは不明です。
320kHzの音質は結構良いです。
ポタアンを通してアップサンプリングすると、さらに耳が幸せになります。
アプリUI
らしいUIでまとまっており、視認性・操作性とも良好です。
料金プラン
600円/月 一択です。
素晴らしい。
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Apple Music
得意な音楽ジャンル
洋楽に強く邦楽には弱いと言われてきたApple Musicですが、国内レーベルと数社との契約が進んみ、邦楽ラインナップの拡充が行われました。
しかし、聴きたい曲を検索してもヒットしない事も多々あり、ヒットしてもオルゴール音にがっかりした人も少なくないはずです。
機能面必要なものは一通り揃っています。
イコライザーも数種類のプリセットを使用出来ます。
Apple Musicプレゼンツのラジオ番組配信「Beats 1」もあり、MVも楽しめるのが特徴です。
オフライン再生にも対応しています。
音質/コーデック
ビットレートは最大256kbps、コーデックはAACとスペックだけ見ると他社サービスより見劣りします。
実際、音質も少々残念です。
しかしながらAACというコーデックは高い圧縮率を誇り、モバイル回線で聴いてもデータ量が少なく済む利点もあります。
アプリUI
何故 Apple がこの様なUIにしたのか、疑問が沸くほど残念なUIです。
デザイン性の欠片もなく、歌詞を表示させて愕然とした人も少なくないと思います。
操作性に関しては慣れで使えなくはないのですが、視認性というか見た目が美しくありません。
アイコン表示で済むところをわざわざ「プレイリスト」とか日本語表示にしていたりと、色々残念です。
ギルティです。
料金プラン
個人プランは980円/月、ファミリープランは月額1,480円です。
ファミリープランはiCloudのファミリー共有を介して、最大6人で利用できます。
また、学生なら月額480円で利用できます(学生証の提示が必要)。
AWA
得意な音楽ジャンル
洋楽・邦楽とも充実しています。
人気アーティストやヒット曲など押させるべきところをしっかり押さえています。
機能面
必要なものは一通り揃っています。
「再生モード」からイコライザ、スリープタイマー、クロスフェード、マスター音量を調節できるなど他と比べて頭一つ抜きん出ています。
オフライン再生にも対応しています。
また、特筆すべきが対応デバイスの多さです。
音質/コーデック
ビットレートは最大320kbps、コーデックは不明です。
数値で音質の判断をするのは危険なのですが、管理人が聴いたところ及第点といったところです。
アプリUI
綺麗なUIでまとまっており、視認性・操作性とも良好です。
DRMを再生するために各社が独自に提供しているアプリの中で、圧縮音源の楽曲を聴くためだけにフォーカスすると一番優秀だと思います。
料金プラン
一般が980円/月、9,800円/年と中学生以上の学生なら480円/月とシンプルな料金体系となっています。
ただし、FREEプランだと1分30秒のハイライト再生を月に20時間までしか聴けません。
Spotify
得意な音楽ジャンル
洋楽に圧倒的な強さを見せて、聞いたことのない海外のインディーズまでも取り扱っています。
アクティブユーザーが2億人を超えるサブスクリプションサービスならではですね。
逆に邦楽には若干弱いです。
しかし、アニソンが意外に揃っているのには驚きました。
機能面
必要なものは一通り揃っています。
特筆すべきは無料プランで全楽曲のフル再生が出来る点ですが、音質はそれなりです。
音質/コーデック
ビットレートは最大320kbps、コーデックはMP3です。
無料プランだとさすがに音質は低いです。
有料プランにしないと高音質は望めませんが、コーデックがMP3なのでAACより音質・圧縮率は劣ります。
アプリUI
綺麗なUIでまとまっており、視認性・操作性とも良好です。
料金プラン
Standardが980円/月、カップル向けのDuoが1,280円/月、Familyが最大6アカウントで利用出来て1,480円/月、StudentはSpotifyが認定している大学の生徒に向けての学割プランで480円/月といった料金体系になっています。
YouTube Premium
得意な音楽ジャンル
定額制音楽聴き放題サービスのダークホースです。
筆者は2021年からYouTube Premium に再加入して、ストレスレスで動画やコミック、そして音楽を楽しんでいます。
やはり、広告なしで視聴できるのは、超快適です!
肝心の配信楽曲ですが、レーベルがリリース前にYouTubeにMVをアップしていたりするので、他のサブスクリプションサービスではまだ配信されていない新曲を見つけて、いち早く聴くことが出来るのは素晴らしいです!
また、邦楽・洋楽問わずあらゆるジャンルの音楽を聴くことが出来ます。
面白いと思ったのが、同じ楽曲にヴォーカル無しのカラオケ専用バージョンがある事です。
河原で練習してデビューを目指してみましょう。
機能面
基本的な機能は押さえてあります。
有料版はバックグラウンド再生にも対応しています。
無料版と同じ感覚でアプリを閉じただけだと、電池が切れるまでバックグラウンド再生を続けるので、有料版を使っている人は気をつけましょう。
音質/コーデック
ビットレートは最大256kbps、コーデックはAACです。
楽曲によるボリュームのノーマライゼーションがしっかりできているところに好感が持てました。
アプリUI
Google らしくミニマルで、視認性・操作性とも良好です。
料金プラン
YouTube Music Premium は980円/月。
YouTube PremiumとYouTube Music Premiumの違いは、YouTube PremiumにYouTube Music Premiumが含まれているところです。
YouTube Premiumは1,180円/月で、YouTube Music Premiumとの差額は200円です。
広告無しで動画も音楽もオフライン&バックグラウンド再生が出来て、無数にあるコンテンツを視聴できることから、”YouTube Premium”を選択する方が賢い選択かもしれません。
ココに注意
iPhoneとAndroidでは料金が違います!
月額料金:iPhoneユーザーの月額料金は、Androidユーザーに比べて高いです
しかし、加入する価値はあります。
- 個人プラン(iPhone:1,280円、Androidスマホ:980円)
- ファミリープラン(iPhone:1,950円、Androidスマホ:1,480円)
- 学割プラン480円
まとめ
筆者はこれまで全てのサービスを試したことがあり、中でも満足度の高かったサービスは、「Amazon Music HD」、「YouTube Premium」、「ANiUTa」です。
ちなみに、現在筆者が契約しているサブスクは、「Amazon Music HD」、「ANiUTa」と「YouTube Premium」です。
YouTube Premiumは色々な意味で素晴らしいサービスなのですが、iPhoneユーザーに優しくない料金プランを改善して欲しいところです。
携帯キャリアであるドコモが、2021年1月にキャンペーンをやっているので、興味のある方はSNS 等をチェックしてみて下さい。
ではまた。