盛り上がりを見せる各社の定額制音楽聴き放題サービス。
その中でも高音質・高解像度のハイレゾ・ストリーミングサービスの「Amazon Music HD」ですが、実はiPhone単体でハイレゾを聴くことは出来ないです。
この記事では、「ハイレゾとは何か?」からiPhoneで「Amazon Music HD のハイレゾ音源を聴く方法」まで分かりやすく超解説します!
-
-
Amazon Music HD 3ヶ月無料キャンペーン実施中!【3月1日迄】|7000万曲以上が聴き放題!
Amazon で高音質・高解像度のハイレゾ音源7,000万曲が聴き放題になる「Amazon Music HD」が、3月1日迄の期間限定で3ヶ月無料になるお得なキャンペーンが開催中です! これを機に、「 ...
続きを見る
-
-
ハイレゾ対応おすすめイヤホン24選!|VGP2021受賞!
イヤホンは無線より有線の方が断然、音質が良いです。 この記事では高音質なハイレゾ音源を聴く事が出来るスペックを持ち、管理人が実際に聴いてみた「VGP2021受賞!ハイレゾ音源を聴くおすすめイヤホン24 ...
続きを見る
-
-
USB-DAC内蔵ハイレゾ対応おすすめポタアン7選!|VGP2020受賞!
音質の良否はイヤホンだけでなく、アンプにもかなり左右されます。 この記事では、VGP2020を受賞した、iPhoneでも使える高音質・高解像度・ハイレゾ対応のおすすめ「USB-DAC内蔵ポータブルアン ...
続きを見る
iPhone でAmazon Music HDのハイレゾ音源を聴く方法を超解説!
そもそもiPhoneだけでハイレゾを聴くことは出来るのか?
結論から言います。できないです。
実は、iPhoneだけでハイレゾ楽曲を聴こうと思っても仕様上無理なんです。
なぜiPhoneだけでハイレゾ音源を聴けないのか?
ココがダメ
その理由は、iPhoneのLightning端子
iPhone12に搭載される事を期待されていたUSB-C端子はどこへいったのやら、未だにLightning端子のままで充電器まで省くという暴挙に出たApple さん。
実はこのLightning端子が原因で、iPhoneの中にある楽曲再生帯域が制限されてしまっているんです。
たとえハイレゾ楽曲再生アプリをインストールして、ハイレゾ楽曲を購入して、Lightning端子に3.5mmイヤホンジャック変換アダプターを付けて30万円する高級なイヤホンを有線接続しても、ハイレゾ楽曲が聴けるわけじゃないんです。
ココがポイント
iPhone側からイヤホンに伝わる信号がLightning端子を経由するとで、サンプリング周波数の最大値が”48kHz/24bit”まで制限されてしまいます
Apple Music の楽曲フォーマットは「AAC 256kbps」と呼ばれる圧縮音源なので、Apple にとってはこれで十分なんです。
対してハイレゾリューションオーディオ(Hi-Res)と呼ばれるファイルフォーマットとサンプリングレートは、「FLACもしくはWAV 96kHz/24bit以上」とされています(DSDとかもありますがここでは割愛)。
ココがポイント
ハイレゾの定義は音源のファイルフォーマットがFLACもしくはWAV でサンプリング周波数が24bit/96kHz以上
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
-
-
VGP2021 受賞!この冬のオーディオビジュアル機器のベストバイはこれだ!
これまで当サイトで紹介したオーディオビジュアル機器で、VGP2021で金賞・受賞製品として選ばれたものをピックアップしてみました。 VGP2021 受賞!この冬のオーディオビジュアル機器のベストバイは ...
続きを見る
AppleにはLightning端子を替えるメリットが現状ない
Apple Musicの配信フォーマットは” AAC”と呼ばれる圧縮音源(圧縮前の元の状態には戻せない)と言いましたよね。
それに対してFLACは可逆圧縮方式(圧縮前の元の状態に戻せる)なので、元の音声データからの音質の劣化がないんです。
Apple Musicで配信している音楽配信フォーマットが"AAC"なので、わざわざLightning端子を急いで他の規格に替える必要性がAppleにはないわけです。
ココがポイント
Wi-Fi 環境で聴く場合には、 Apple Music のビットレートは 256kbps となり、キャリア通信時は 128kbps か 192kbps 程度になる。基本、このビットレートが高ければ高いほど高音質とされる。
ただ、AACフォーマットが決して悪いといっているのではありません。
圧縮音源でありながらCD音質を上回る高音質な音を聴くことができる優秀なフォーマットです。
圧縮率の割りにデータ損失量がかなり低く、しかもファイル自体がとても軽量なので、メモリ容量の少ないiPhoneでお気に入りの曲をダウンロードしてオフライン再生で聴いたり、モバイル回線を使ってストリーミングで楽曲を聴いても、通信データ量が少なくて済むというメリットもあるんです。
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
iPhoneでハイレゾを聞く方法はあるの?
あります。
iPhoneでハイレゾを聴くためには、
- ハイレゾ音源
- ハイレゾ音源再生対応音楽プレイヤー
- ハイレゾ音源再生対応イヤホン
- ハイレゾ音源再生対応ポータブルアンプ
を用意する必要があります。
その前に「ハイレゾの定義」を理解しておかないと、どんなイヤホンやアンプを購入すれば良いか判断できないですし、折角購入した機材の相性が悪くて無駄になることもあるので、最低限以下のことはしっかり理解しておきましょう。
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
-
-
iPhoneで高音質な音楽を聴こう!イヤホンの間違いない選び方!
iPhoneで自分が普段聴いている音楽を「もっと高音質な音」で聴けたらいいと思いませんか? この記事では、有線・無線問わずイヤホン選びで失敗しないTipsを紹介します。 iPhoneで高音質な音楽を聴 ...
続きを見る
-
-
Amazon Music HD と他社ストリーミングの音質を徹底比較!
超高音質・超高解像度・ハイレゾ楽曲が聴き放題と言われる “Amazon Music HD” のすごいところって分かりますか? この記事では、Amazon Music HD と 他社ストリーミングサービ ...
続きを見る
ハイレゾ音源を用意する
当然と言えば当然なのですが、音源がないと聴くにも聴けません。
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
ストリーミングサービスからハイレゾ音源を手に入れる
現在、ハイレゾストリーミングサービスの選択肢は2つあります。
サービス名 | 最大サンプリングレート | 費用 |
Amazon Music HD | 24bit/192kHz | プライム会員は月額1,780円(税込)、プライム会員以外は月額1,980円(税込) |
SONY mora qualitas | 24bit/96kHz | ¥ 1,980/月(税抜) |
ストリーミングの場合、管理人が一番おすすめするのが「Amazon Music HD」です。
"Amazon Music HD" とは、Amazon が2019年9月から提供を開始したAmazon Music Unlimitedの上位版で、すべての楽曲がCD音質相当のロスレス以上の高音質ハイレゾ音源が定額制で聴き放題のストリーミングサービスの事です。
楽曲数は国内最大の7,000万曲以上をロスレスHD音質で提供し、数百万曲をハイレゾのULTRA HD音質で提供しています。
この数百万曲という楽曲数は驚くことに、国内外の多くのハイレゾ配信サイトのカタログ数を凌駕しているのです。。
ココがポイント
Amazon Music HD は日本で唯一24bit/192kHzのハイレゾ楽曲が聴き放題で楽しめるサービス
楽曲数・音質ではmora qualitasに比べて遙かにAmazon Music HDの方が勝っています。
-
-
定額制音楽配信サービス(ストリーミング・聴き放題)で人気の6社を徹底比較!
定額制の音楽配信サービス(ストリーミング)は現在10社以上のサービスが展開されており、どれを選べばいいか悩ましいところです。 この記事を読めば、各サービスの概要、音質、強み、弱みなどから、自分にピッタ ...
続きを見る
(追加情報)Amazon Music HD は3Dオーディオも楽しめるゾ!
余談ですが、Amazon Music アプリの楽曲のジャケットの下に表示してある楽曲の音質レベルが”SD”, ”HD”, ”Ultra HD”と表記されているのですが、その横に”!” のマークが?
これはAmazon端末で3Dオーディオを楽しむことが出来るという楽曲であるというマークだったのです。
現時点での再生機器は、スマートスピーカー「Amazon Echo Studio」のみとなっています。
ポイント
3D オーディオとは、横方向のステレオサウンドに加えて、高さ方向のサウンドも楽しめるという画期的なサラウンド方式のことです。
近年のAVアンプに積極的に取り入れられている技術です。
-
-
DENON AVR-X2700H・marantz NR1711・YAMAHA RX-V6Aを徹底比較!
AVアンプを選ぶ際には、自分が求める機能をしっかり理解しておかないと、いくらググっても評判に左右されて路頭に迷います。 この記事では人気・評判共に高いAVアンプのDENON AVR-X2700H、ma ...
続きを見る
ここで聴き慣れない用語が沢山出てきたので、「ハイレゾの定義」に関してわかりやすく解説した記事を紹介しておきます。
これを理解しておかないといろいろ失敗します。
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
-
-
Amazon Music HD と他社ストリーミングの音質を徹底比較!
超高音質・超高解像度・ハイレゾ楽曲が聴き放題と言われる “Amazon Music HD” のすごいところって分かりますか? この記事では、Amazon Music HD と 他社ストリーミングサービ ...
続きを見る
ハイレゾ再生対応音楽プレイヤーを用意する
AmazonとSONYの定額制音楽聴き放題サービスは、それぞれ独自のアプリをモバイル版/デスクトップ版の2種類を用意しています。
無料ダウンロード出来るので、別途購入する必要は無いですよ。
但し、ハイレゾ配信サイト(e-onkyo music、OTOTOY、レコチョク)でハイレゾ音源をダウンロード購入して聴く場合は、”ハイレゾ音源再生プレイヤー”が別途必要になってきます。
iPhone・iPad・Mac のApple 純正Music アプリで、ハイレゾ音源を聴くことは出来ないです。
-
-
Mac でハイレゾ音源を再生するならAudirvana がおすすめ!
Mac でハイレゾ音源を再生するならAudirvana(オーディルバーナ)をおすすめします。 スピーカーなどの評価をする為に、ハイレゾ音源を再生するアプリとしても使われており、音質の良さには定評があり ...
続きを見る
-
-
ハイレゾ音源の導入・購入方法は?おすすめ配信サイトからファイル形式まで超解説!
本記事では、ハイレゾ音源の導入・購入方法を紹介します。 また、ハイレゾ音源をダウンロード購入できるおすすめ配信サイトと購入するファイル形式はどれを選べばいいのか?ファイル形式の違いは?Amazon M ...
続きを見る
-
-
iPhone ハイレゾ音源再生プレイヤー「Onkyo HF Player」と「radius NePlayer」 を徹底比較!
iPhone単体ではハイレゾ音源を再生することはできません。 この記事では、iPhone のハイレゾ音源再生プレイヤーでユーザビリティに優れ、高音質で定評のあるおすすめのハイレゾ音源再生アプリ「Onk ...
続きを見る
ハイレゾ対応イヤホンを用意する
ハイレゾ対応イヤホンってよく聞きますが、実はそういったものはあってないんです。
メーカーがハイレゾロゴをパッケージに貼ってプレミア感を出しているだけです。
うん十万円するイヤホンやヘッドホン、スピーカーにハイレゾ対応のステッカーが貼ってあるのを見たことありますか?(SONYは積極的にハイレゾロゴを使用している)
特に海外メーカー品は、ハイレゾロゴのステッカーを貼り付けているものが徐々に増えてきているとはいえ、まだまだ少ないです。
では何を基準にイヤホン・ヘッドホンを選べばいいのでしょうか?
それでは、日本オーディオ協会が定めた「ハイレゾオーディオの定義」を見てみましょう。
さらに詳しく
ハイレゾオーディオの定義
一般社団法人 日本オーディオ協会は、ハイレゾオーディオの定義として以下のことを
アナログ信号に関わることとして、
- 録音マイクの高域周波数性能: 40kHz以上が可能であること。
- アンプ高域再生性能: 40kHz以上が可能であること。
- スピーカー・ヘッドホン高域再生性能: 40kHz以上が可能であること。
デジタル信号に関わることとして、
- 録音フォーマット: FLAC or WAVファイル96kHz/24bitが可能であること
- 入出力I/F: 96kHz/24bitが可能であること。
- ファイル再生: FLAC/WAVファイル96kHz/24bitに対応可能であること。
(自己録再機は、FLACまたはWAVのどちらかのみで可とする) - 信号処理: 96kHz/24bitの信号処理性能が可能であること。
- デジタル・アナログ変換: 96kHz/24bitが可能であること。
要するにイヤホンの「仕様・スペック」の欄で、周波数帯域が「20Hz〜50kHz」と書いてあれば、「高音側の周波数帯域が40kHz以上あるのでハイレゾ音源の再生に対応している」と判断できます。
これらのことを覚えておけば、メーカーの「ハイレゾ対応...」なるものに惑わされずに、しっかり自分の目と耳と感性で幅広く製品選びをする事が出来ますね。
ハイレゾ対応の表記がない海外メーカーイヤホンでも、スペック表を見れば「再生周波数帯域」が記載があるので、「これはハイレゾで聴ける」と判断できるわけです。
-
-
ハイレゾ対応おすすめイヤホン24選!|VGP2021受賞!
イヤホンは無線より有線の方が断然、音質が良いです。 この記事では高音質なハイレゾ音源を聴く事が出来るスペックを持ち、管理人が実際に聴いてみた「VGP2021受賞!ハイレゾ音源を聴くおすすめイヤホン24 ...
続きを見る
-
-
ハイレゾ対応おすすめイヤホン13選|VGP2020受賞!
iPhoneでハイレゾ音源を聴く場合、有線(ワイヤード)イヤホンの方が選択肢が拡がります。 この記事では高音質なハイレゾ音源を聴く事が出来るスペックを持ち、管理人が実際に聴いてみた「VGP2020受賞 ...
続きを見る
インピーダンスってどういう意味?何のために必要なの?
インピーダンスとは抵抗値のことです。
抵抗値が低いと電気が流れやすく、高いと流れにくいのは分かると思います。
エントリーモデルからミドルグレードのイヤホンのインピーダンスは8〜18Ω程度が多いのですが、中には600Ωといったハイインピーダンスモデルのイヤホンもあります。
これは何故でしょうか?
大抵ハイインピーダンスモデルのイヤホン(ヘッドホン)は、メーカーのフラッグシップモデルと呼ばれるものであったり、ヘッドホンアンプに接続して聴く前提で製造・音作りを行っており(開放型ヘッドホンに多い)、スマホに直接繋いで聴くという事は想定されていないのです。
その分ハイインピーダンスモデルは、メーカー渾身の音作りを目指したハイグレードモデルだったりするんです。
ココに注意
イヤホンとポタアンの組み合わせをカタログ数値だけ見ていると選択肢が狭まってしまいうので注意!
例えば40Ωのインピーダンスイヤホンに対して300Ωの最大出力を持つポタアンを組み合わせればイヤホンを問題なくドライブできるはずなのですが、実際に聴いてみると音圧がありすぎて聴き疲れしてしまうケースがあります。
40Ωのインピーダンスモデルのイヤホンに対して、最大出力が30Ωのポタアンと組み合わせて、アンプのGAINをONにて聴いた方が長時間聴いていても耳疲れせず、至福の音に懐も耳も幸せになります。
ちょっと迷いそうなことまで言ってしまいましたね。
この様にイヤホンとポタアンの組み合わせでは、実際に聴いてみるまでカタログ上のスペックだけでは見極められない事もあるので、店員に尋ねてみたり、自分の耳で聞いてみることをおすすめします。
折角奮発して購入したイヤホンなのに、ポタアン選びをミスしたために十分にドライブできず、ポタアンのボリュームをMaxにしてもイヤホンからは十分な音量が得られないなんて悲劇ですからね。
ハイレゾと人間の耳の可聴範囲について
人間の耳は20Hzから20,000Hz(20kHz)までの周波数を聞き分けることができるといわれています。
ここで「あれ?」と思う方もいると思います。
「40kHzとか聞こえない音を再生しても意味ないんじゃね?」
ある意味正解です。
しかし、その聞こえないはずの音が人の脳に作用して楽曲の空気間、臨場感、リアルさが伝わってきて感じ取れることこそ、ハイレゾ楽曲を聴く真骨頂だと私は思っています。
SONY様も同様に言っています。
ココがポイント
CD音源は人が聞こえない高音をわざとカットして作られています
実際にハイレゾ楽曲を聴いてみると、音の拡がり(音場・ステージ)、低中高音域までに至る帯域の広さ(レンジ)、そして伝わってくる臨場感や空気感にため息が出ます。
女性ヴォーカルのブレスやビブラートが艶やかに伸びていく高音域、ピアノの鍵盤を叩く音やバックコーラスの声など今まで聴いていた楽曲の聞こえなかった音まで聞こえてきて、鳥肌が立ちますよ!
ハイレゾ対応と謳ってあるシールが貼ってあれば、安心するかもしれませんが、実はシールを貼っていないメーカー(特にShureなどの海外メーカー)の方が多いのが実情で、ハイレゾロゴが貼っていないから聴けないというわけではないのです。
ハイレゾ対応ポータブルアンプまたはUSB-DACを用意する
これは管理人が愛用しているスティック型とかドングル型とか呼ばれるUSB-DAC(ポタアン)です。
ポタアンとイヤホンを組み合わせる上で(購入する上で)注意するポイントは、ズバリ”インピーダンス”です。
このアンプの最大出力に書かれてあるインピーダンスは”120mW/ch @32Ω”です。
一方、これと組み合わせて使用しているIEM(インイヤーモニター)イヤホンは、SONY IER-Z1R でインピーダンスは40Ωです。
ここで疑問が沸く方もいると思います。
「インピーダンスが40Ωのイヤホンを最大出力32ΩのPAW S1で駆動出来るのか?」
という疑問が沸いてくるかと思いますが、問題なく快適なリスニングする事が出来ます。
もし音量が控えめと感じたなら、このアンプのGain設定を”High”にして下さい。
音圧で聴き疲れする事も無く、快適にリスニングを楽しむことが出来ます。
(下手なポタアンだとゲインを上げるだけでホワイトノイズや音に不自然な歪みがでます)
前回の「イヤホンの間違いない選び方」では「自分の耳に装着して実際に聞いてみることが大事」と言いましたが、今回のケースこそそれに当たります。
実は筆者の愛機でもあるSONY IER-Z1Rをドライブできるアンプの候補に、iFi-Audio xDSD などを検討していたのですが、実際に聴いてみると一日中リスニングするには迫力のある音圧に耳が疲れてしてしまう事と、新発売だったこの「Lotoo PAW S1」を聴いてみてその軽さと音の良さに一発で魅せられたからです。
ちなみに、スピーカーとアンプを組み合わせる場合、「スピーカーのインピーダンスがアンプのインピーダンスより上まわる」組み合わせにしないと、最悪スピーカーが壊れます。
アンプやスピーカーのスペック表にインピーダンスが記載されているのは、違うメーカーと組み合わせることを想定しているからです。
ココがポイント
アンプインピーダンス値 ≦ スピーカーインピーダンス値
イヤホンとポタアンの組み合わせは、メーカーカタログのスペックだけで判断しようとすると、聴いてみて「あれ?思ってたのと違う」ってなるので注意して下さい。
別記事で紹介しているポタアンとイヤホンは、どれとどれを組み合わせても問題ないものを紹介しているので安心して下さい。
-
-
ハイレゾ対応おすすめイヤホン24選!|VGP2021受賞!
イヤホンは無線より有線の方が断然、音質が良いです。 この記事では高音質なハイレゾ音源を聴く事が出来るスペックを持ち、管理人が実際に聴いてみた「VGP2021受賞!ハイレゾ音源を聴くおすすめイヤホン24 ...
続きを見る
-
-
USB-DAC内蔵ハイレゾ対応おすすめポタアン7選!|VGP2020受賞!
音質の良否はイヤホンだけでなく、アンプにもかなり左右されます。 この記事では、VGP2020を受賞した、iPhoneでも使える高音質・高解像度・ハイレゾ対応のおすすめ「USB-DAC内蔵ポータブルアン ...
続きを見る
-
-
スピーカー選びのポイント!|インピーダンスって何?音質に関係してくるの?
この記事ではスピーカー選びのポイントを紹介します。 いい音はスピーカーで決まります。 スピーカーの仕様を見ると「インピーダンス」とか書いてあって、これが何を表しているのか分からない人も多いと思います。 ...
続きを見る
おわりに
最後にワンポイントアドバイスです。
海外製(Fiioなどの中国メーカー)のポタアンは、メーカーが総製造数をあらかじめ決めてから製造するそうです。
製品は、各国の総輸入代理店を経て各販売店に届くのですが、その為1店舗に1度に入荷するのは数個程度と言うのが実情です。
ですので在庫があるからといって油断していると、直ぐに「次回入荷未定」になってしまうので注意が必要です。
また、メーカーの部品調達や製造に、コロナ禍がかなり影響しています(2021年1月現在)。
Lotoo PAW S1も世界的に大人気商品なので、その傾向が見られます。
今回はここまで。
-
-
Lotoo PAW S1 レビュー|Amazon Music HDに超おすすめ!
スティック型高性能USB-DAC Lotoo PAW S1 を徹底レビューします。 この記事では、Lotoo PAW S1 の詳細から、色々な音源(聴き放題サービスなど)と様々な音楽プレーヤーを使って ...
続きを見る